報道発表

シリア難民に係る物資協力の実施

平成25年12月10日

1 本10日,政府は,シリア周辺国のイラク及びトルコにおけるシリア難民の厳しい人道状況に対応するべく,国際移住機関(IOM)からの要請に応え,国際平和協力法に基づく物資協力として,テント800張,給水容器1万個,毛布1万枚,スリーピングマット1万枚(購入価格:約1億3,600万円相当)を無償で譲渡することを閣議において決定しました。これらの物資は,IOMがイラク及びトルコで実施するシリア難民の救援活動のために使用されます。

2 我が国は,既にシリアの人道危機に対して,これまで約1億5,500万ドルに及ぶ支援を表明,実施していますが,今回の協力は,我が国が備蓄している物資を無償で譲渡し,その輸送に必要な役務を無償で提供するものであり,特にこれから訪れる厳冬期に備えて使用される予定です。

(参考1)
 本件物資は,アラブ首長国連邦ドバイ首長国にある内閣府国際平和協力本部事務局の倉庫に備蓄された物資であり,同倉庫からイラク及びトルコへ向けて輸送し,IOMに引き渡される。

(参考2)
 我が国は,本年1月のスーダン難民に係る物資協力をはじめ,国際平和協力法に基づき,これまでに計24回の物資協力を実施。


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