報道発表

国連世界食糧計画(WFP)を通じたカンボジア,スリランカ,ギニアビサウ及びイエメンに対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換

平成25年11月26日

  1. 1 本26日(現地時間同日),イタリアのローマにおいて,我が方河野雅治駐イタリア大使と先方アミール・アブドラWFP副事務局長兼支援業務最高責任者(Mr. Amir Abdulla, Deputy Executive Director and Chief Operating Officer, The United Nations World Food Programme)との間で,カンボジア,スリランカ,ギニアビサウ及びイエメンに対するWFPを通じた食糧援助として,総額11.6億円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。(カッコ内は供与額)

    (1)カンボジア王国 (2億7,000万円)
    (2)スリランカ民主社会主義共和国 (2億2,000万円)
    (3)ギニアビサウ共和国 (2億1,000万円)
    (4)イエメン共和国 (4億6,000万円)

    (1)~(3)については,東日本大震災の被災地産加工品(魚缶詰)を供与します。

    2 各国事情

    (1)カンボジアは,農村部のインフラ整備の遅れや,かつての内戦時に埋設された地雷等による障害の影響から,農業生産基盤は不十分であり,慢性的な食料不足の状況にあります。同国は,ASEAN域内で最貧国グループに属しており,貧困層における人口の増加,農業生産性の低下,不十分な教育・医療サービスが課題となっています。

    (2)スリランカは,長い紛争のために放棄されていた土地や地雷原となっている地域も多いことから農業の生産性は低い状況にあります。

    (3)ギニアビザウは,1990年代に発生した内戦により,学校,病院など国内インフラが大きな打撃を受け,未だ基礎的生活分野で多大な問題を抱えている状況にあります。

    (4)イエメンは,民族紛争や武力衝突により国内避難を強いられている避難民に対する食糧不足が高まっています。現在約1,050万人が食糧不足の状態にあり,このうち450万人が非常に深刻な栄養失調の状態にあり,特に子供の栄養失調は非常に深刻な状態です。

    3 今回の協力は,WFPからの支援要請を受けて食糧援助を実施するものです。なお,カンボジア,スリランカ及びギニアビザウについては,東日本大震災の被災地産加工品(魚缶詰)を供与して学校給食などに活用し,イエメンについては,国内避難民に対する支援に活用することで,これら国々の食料不足の緩和に繋がることが期待されます。


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