報道発表

APECビジネス諮問委員会(ABAC)日本委員による岸田外務大臣表敬

平成25年9月19日

 本19日午前10時15分から約15分間,岸田文雄外務大臣は,APECビジネス諮問委員会(ABAC)日本委員(駒村義範(株)小松製作所特別顧問,亀崎三菱商事(株)常勤顧問,鈴木裕之野村ホールディングス(株)取締役による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,亀崎委員から,岸田大臣に対し,ABACでとりまとめた「APEC首脳への提言書」が手交され,アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の実現及び情報技術協定(ITA)の拡大・強化等を含めた貿易・投資の自由化に関するAPECの役割に対する期待が述べられました。

2 これに対し,岸田大臣から,APECの活動への力強い支援に対する感謝を述べるとともに,経済活動の主役であるビジネス界の知見を結集してアジア太平洋地域の進むべき具体的な方向を示した提言書は,極めて有益であり,10月に開催されるAPEC首脳・閣僚会議に臨むにあたり,他のAPECエコノミーとともに検討を深めていきたい旨述べました。

(参考)APECビジネス諮問委員会(APEC Business Advisory Council: ABAC)
 ABACは,1996年に設立されたAPECの公式諮問機関であり,各エコノミー首脳から3人を越えない範囲で指名されることとなっている。ビジネス界が重視する課題について,毎年秋に開催される首脳会議に向けて提言を提出している他,この首脳会議においてはABAC委員とAPEC首脳との対話の場が設けられる等,APEC関連の民間諮問機関として唯一首脳への提言を直接具申することが認められている。


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