報道発表

日・トルクメニスタン外相会談

平成25年9月11日

 本11日午後4時15分から約50分間,岸田文雄外務大臣は,グルバングルィ・ベルディムハメドフ・トルクメニスタン大統領の訪日(公式実務訪問)の公式随員として来日中のラシド・メレドフ・トルクメニスタン副首相兼外務大臣と外務省において会談したところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,岸田大臣から,今回のベルディムハメドフ大統領訪日が弾みとなり,二国間関係が新たな段階に発展していくことを期待している旨述べ,トルクメニスタンとは共通の課題も多く,引き続き,地域の安定と発展,国際的な諸課題の解決に向けて協力していきたい旨述べました。

2 メレドフ副首相からは,まず,2020年夏季オリンピックの東京開催が決定したことに祝意の表明があり,二国間関係については,本年5月の在京トルクメニスタン大使館開設に触れつつ,日本との新たなパートナーシップ構築を重視している旨,順調に進展している経済・貿易関係について,両国に存在する潜在性を発揮して更に発展させたい旨述べました。これに対し,岸田大臣は,日本技術の導入と人材育成を通じて,トルクメニスタンの経済発展を支援していきたい旨述べました。

3 岸田大臣は,日本が重視する「中央アジア+日本」対話・外相会合へのメレドフ副首相の貢献を高く評価したところ,メレドフ副首相は,アフガニスタンの安定化を含め,「中央アジア+日本」対話の枠組みを通じて地域協力をともに推進していきたい旨述べました。

4 その他,両大臣は,国際場裡における協力を一層深めていくことで一致しました。また,東アジアをはじめとする地域情勢についても意見交換を行いました。


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