報道発表
日・ブルネイ外相電話会談
令和3年9月8日
9月8日、午後4時00分から30分間、茂木敏充外務大臣は、エルワン・ブルネイ・ダルサラーム国第二外務大臣(Dato Seri Setia Haji Erywan bin Pehin Datu Pekerma Jaya Haji Mohd Yusof, Minister of Foreign Affairs II, Brunei Darussalam)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- ミャンマー情勢について、エルワン大臣から、ASEANの取組に関する最新の状況の共有と今後の特使の活動についての説明があったことに対し、茂木大臣から、説明に謝意を述べた上で、エルワン大臣の早期のミャンマー訪問実現を強く期待している旨伝えました。また、茂木大臣から、「5つのコンセンサス」の具体化や特使の活動を後押しすることにもつながる人道支援について、日本政府の検討状況を説明しました。
- さらに、茂木大臣は、エルワン大臣が、国際社会からの特使への大きな期待と特使の任務に伴う多くの困難の間で努力していることに敬意を表し、また、ミャンマー訪問の際には、できるだけ多くの関係者と対話することの重要性を指摘し、日本政府として特使の活動を最大限支援していく旨改めて述べました。これに対し、エルワン大臣から、日本からの支援に感謝するとともに、助言を踏まえて特使の活動を行っていきたい旨述べました。両大臣はミャンマー情勢の打開に向けて引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
- ミャンマー問題に関する意見交換の他、茂木大臣から、ブルネイにおける新型コロナの感染状況を踏まえ、今般、感染症対策支援の一環として、日本の拠出金によるアジア欧州財団(ASEF)の備蓄事業を通じ、医療用N95マスク5万枚をブルネイ側に提供することを伝え、エルワン大臣からは、日本の支援に対する謝意が表明されました。