報道発表

日・エジプト外相電話会談

令和3年6月7日

 6月7日、午後5時30分から約20分間、茂木敏充外務大臣は、サーメハ・シュクリ・エジプト・アラブ共和国外務大臣(H.E.Mr. Sameh Shoukry, Minister of Foreign Affairs of the Arab Republic of Egypt)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、今般のイスラエルとパレスチナ武装勢力との停戦合意の実現において中心的な役割を果たし、合意の維持に向けて精力的に取り組むエジプト政府に対する高い評価を伝えました。
  2. 両大臣は、現下のイスラエル・パレスチナをめぐる情勢について意見交換し、茂木大臣から、エジプトを含む国際社会と連携しつつ、先週決定した最大1,000万ドルの緊急無償資金協力を始めとし、ガザの緊急支援ニーズへの迅速な対応を含め積極的な役割を果たしていく旨述べました。その上で、中東和平問題については、「二国家解決」を支持しており、引き続き「平和と繁栄の回廊」構想等の我が国独自の取組を通じて、当事者間の信頼醸成に取り組んでいきたい旨表明しました。これに対して、シュクリ外相から、日本のガザへの緊急人道支援、中東和平問題への取組を評価する、長期的なガザ及び地域全体の安定化に向け日本とも連携していきたい旨述べました。
  3. 両大臣は、イスラエル・パレスチナ間の信頼醸成のためにあらゆる方面から働きかけを行うことが重要であるとの認識を共有するとともに、二国間関係を一層強化していくことを含め、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

報道発表へ戻る