報道発表

マダガスカルに対する無償資金協力「第四次小学校建設計画」に関する書簡の交換

平成27年6月25日
1 6月24日(現地時間同日),マダガスカル共和国の首都アンタナナリボにおいて,我が方細谷龍平駐マダガスカル大使と,先方アタラ・ベアトリス・ジェアニンヌ外務大臣(H.E.Ms ATALLAH B?atrice Jeanine, Minister of Foreign Affairs)との間で,供与額8億6,000万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

2 マダガスカルでは,2002年に初等教育が無償化されたことを受け,近年,小学校の児童数が倍増しています。こうした中,児童数に対して教室数が不足していることに加え,1割程度の教室では基本的な設備が整っていない仮設教室が利用されている等,教育環境の改善が求められる状況にあります。

3 この協力では,マダガスカル中西部に位置するアツィナナナ県において,小学校27校約110教室の建設や,机,椅子等の教育機材等の供与を行うことにより,教室不足の解消及び学習環境の改善を図ります。これにより,約8,000人の児童が適切な環境にて学習することが可能となります。

4 我が国は,2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICADV)において,「新たに2,000万人の子供に対する質の高い教育環境の提供」を表明しており,本件協力はこの公約を具体化するものです。

(参考)マダガスカル共和国概況
マダガスカル共和国は,国土面積約59万平方キロメートル(日本の約1.6倍),人口2,357万人(2014年,国連人口基金(UNFPA)),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約440米ドル(2013年,世界銀行)。

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