報道発表

韓国におけるMERS発生を受けた講演会の実施(感染症専門医の派遣)

平成27年6月12日
1.昨11日から13日まで,外務省は,韓国における中東呼吸器症候群(MERS)発生を受け,感染症専門医で防衛医科大学校防衛医学研究センターの加來浩器(かくこうき)教授を同国に派遣し,以下の日程で在留邦人向けに講演会を開催します(一部日程については開催済み)。
 
6月11日(木曜日)午前 ソウル日本人学校(於:ソウル)
  12日(金曜日)午前 日本人会安全対策委員会(於:ソウル)
         午後 釜山日本人会理事会(於:釜山)
  13日(土曜日)午前 釜山日本人学校(於:釜山)
 
2.韓国におけるMERS発生に関しては,在韓国日本国大使館及び同国国内にある日本国総領事館等がそれぞれのホームページに注意喚起を掲載する等,最新の情報提供を行ってきております。
 
3.今回の講演会もその一環として,感染症に詳しい専門医から,予防策や対処法に関する正確な情報を在留邦人に提供するために実施するものです。
 
(参考)
1.在韓国在留邦人数:36,719人(平成25年10月1日現在)
2.在外邦人への情報発信
(1)在外邦人に対し,発生状況及び感染予防に関する注意喚起を行うべく,2013年5月以来,外務省海外安全ホームページにて「感染症広域情報」を随時更新・発出している。韓国及び中国でのMERS感染が確認されたことを踏まえ,中東地域に加え,両国を発出対象に追加。6月11日付けにて最新情報を更新。
(2)韓国で初の死亡例が報告され,感染者が増加している状況を踏まえ,6月2日付にて,新たに韓国及び中国を対象とした「感染症スポット情報」を発出。
(3)上記感染症広域情報及びスポット情報の発出について,観光庁とも連携しつつ,(一社)日本旅行業協会(JATA)を含む旅行業関係者に対し幅広く周知を行っている。
(4)5日午前,在韓国日本大使館に,別所大使を本部長とする現地対策本部を立ち上げ。HP及びメールマガジン等を通じて在留邦人及び各団体への情報提供と注意喚起を行っている。また,5日午後,感染者は未だ確認されていないものの,流行が広域に拡大する様相を呈していることから,在済州総領事館にも寺澤総領事を本部長とする現地対策本部を,さらに,8日午後,釜山で初の感染者が確認されたことを踏まえて,在釜山日本総領事館にも松井総領事を本部長とする現地対策本部を立ち上げた。
 

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