報道発表
日・ケニア外相会談
平成27年3月15日


本15日午前10時40分から約35分間,岸田文雄大臣は,国連防災世界会議に出席するため仙台に滞在中のアミナ・モハメド・ケニア共和国外務・国際貿易長官(Amb. Amina Mohamed, Cabinet Secretary of Foreign Affairs and International Trade of the Republic of Kenya)と外相会談を行いました。会談の概要は以下のとおりです。
- 冒頭,岸田大臣からアミナ・モハメド長官の訪日を歓迎するとともに,日・ケニア関係は経済を中心に良好であり,官民連携を通じウィン・ウィンの関係を築いていきたい旨述べました。これに対しアミナ・モハメド長官より,今回の会議における日本の歓迎に謝意を表するとともに,改めて東日本大震災の被害に遭われた方々へのお見舞いの言葉を述べました。同長官より日・ケニア二国間関係は非常に良好であり,最重要のパートナーであると言及の上,これまでのケニアに対する我が国の支援に対する感謝の意と,インフラ分野の開発支援及び貿易促進に向けての支援に対する期待を表明しました。
- 岸田大臣から,2016年にアフリカで初開催の方向で調整中の次回TICADの成功に向け協力を要請したのに対して,アミナ・モハメド長官自らTICAD成功のために協力していきたい旨述べました。
- 岸田大臣から,国連安保理改革に向け,両国間で協力していきたい旨述べたところ,アミナ・モハメド長官より本件課題に対して積極的に取り組みたいとの姿勢が示されました。
- また,本年12月にケニアのナイロビにおいて開催予定であるWTO閣僚会合の成功に向けて,両国がともに努力していくことを確認しました。