報道発表

カーボヴェルデに対する無償資金協力（食糧援助）に関する書簡の交換

平成27年2月27日

2月26日（現地時間同日），カーボヴェルデ共和国の首都プライア市において，我が方北原隆駐カーボヴェルデ大使（セネガルにて兼轄）と，マリア・ドゥ・ジェズス・ヴェイガ　ミランダ外務閣外大臣（Ms. Maria de Jesus Veiga MIRANDA, Secretary of State for Foreign Affairs）との間で，供与額2億3，000万円の無償資金協力（食糧援助）に関する書簡の交換が行われました。
同国は，4，033平方キロ（日本の滋賀県程度）の狭い国土で，離島という隔絶された地理条件であり，降雨量が少なく穀物生産が困難です。このような状況の中，同国政府から我が国に対し，コメによる食糧援助の要請があり，我が国は，同国が食糧不足に直面している状況に鑑み，飢餓の軽減，栄養状態の改善等を目的として，食糧援助を実施するものです。
我が国は，2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議（TICAD V）において，対アフリカ支援策の基本理念である「人間の安全保障」の推進を表明しており，この協力により，カーボヴェルデにおける食糧の供給状況の改善に貢献することが期待されます。

（参考）

カーボヴェルデは，国土面積約4,033平方キロメートル，人口49.9万人（2013年，世界銀行），人口1人当たりの国民総所得（GNI）は約3,620米ドル（2013年，世界銀行）。