報道発表
第11回アジア不拡散協議(ASTOP-XI)の開催(結果)
平成27年1月14日
- 本14日,第11回アジア不拡散協議(The 11th Asian Senior-level Talks on Non-Proliferation, ASTOP-XI(エーストップ・イレブン))が三田共用会議所において開催され,主催国である我が国のほか,ASEAN諸国,中国,韓国,オーストラリア,カナダ,ニュージーランド,米国及びカナダから,局長級不拡散政策担当者等がそれぞれ参加しました。
- 今回のアジア不拡散協議では,北朝鮮の核問題を含む地域の核問題,IAEA保障措置の強化及び追加議定書の普遍化を含む国際的な核不拡散体制の維持・強化,核セキュリティの実施強化などについて,意見交換が行われました。
- また,国連安保理決議第1540号の履行,戦略的貿易管理の強化,武器貿易条約(ATT)の普遍化,「拡散に対する安全保障構想(PSI)」についても議論が行われ,こうした拡散対抗活動の継続的な努力の必要性が共有されました。
- この協議は,アジア諸国及びアジア地域の安全保障に共通の利益を持つ国々の実務責任者が一堂に会し,不拡散分野の諸問題について,包括的かつ率直な情報・意見交換を行う場として重要です。今回の協議でも各国の具体的な取組が紹介され,活発な議論が行われました。