報道発表
日蘭外相電話会談(概要)
平成26年7月29日
本29日午後5時15分より約15分間,岸田文雄外務大臣は,オランダのフランス・ティマーマンス外相(H.E. Mr. Frans TIMMERMANS, Minister of Foreign Affairs of the Kingdom of the Netherlands)との間で,マレーシア航空機墜落について日蘭外相電話会談を行ったところ,概要以下のとおりです。
1 冒頭,岸田大臣から,ウクライナ東部上空でマレーシア航空機が墜落し,多くのオランダの方々を含む多数の命が失われたことに大きな衝撃を受けているとしてお悔やみの意を表しました。また,日本は,一刻も早い真相究明を重視している旨述べ,28日に発表した対露追加措置についての説明を行うとともに,成熟した日蘭関係に鑑み,また,多くの犠牲者を出されたオランダを最大限支援したいとの観点から,日本からの協力の可能性について提案しました。
2 これに対し,テイマーマンス外相から,この様な苦しい時に電話をいただき,オランダと日本の結束を感じている,日本からの協力の提案に感謝したい旨述べるとともに,現在大変苦しい状況であるが,実行者の責任を追及するために決して手を緩めない旨の決意が表明されました。また,現在ウクライナの墜落現場周辺の治安が悪いことから,オランダの調査団が現場に入れない状況などについての説明がありました。
3 両外相は,迅速な原因究明及びウクライナ情勢の安定に向け,引き続き連絡を密にしていくことで一致しました。