報道発表

エチオピアに対する無償資金協力「貧困農民支援」に関する書簡の交換

平成26年4月15日

1 本15日(現地時間同日),エチオピア連邦民主共和国の首都アディス・アベバにおいて,我が方鈴木量博駐エチオピア大使と先方アーメド・シデ財務経済開発担当国務大臣(Ahmed Shide, State Minister of Finance and Economic Development)との間で,5億2,000万円の無償資金協力「貧困農民支援」に関する書簡の交換が行われました。

2 この協力は,エチオピアに対して,食糧増産計画の実施を支援することを目的とし,肥料を購入するための資金を供与するものです。

3 エチオピアにおける農業は,労働人口の約76%,GDPの約49%を占める基幹産業となっています。しかしながら,全農家の約83%にあたる小規模農民は自給自足に近い農業を営んでいるため,干ばつの発生に脆弱であるほか,慢性的に食料不足の状態にあり,毎年500万人以上が食料支援を必要としています。

4 この協力で肥料を供与することにより,エチオピアの小規模農民の生産性が向上し,同国の食料事情の改善に寄与することが期待されます。

(参考)
 エチオピアは,面積109.7万平方キロメートル,人口9,173万人(2013年,世銀),人口1人当たりのGNI(国民総所得)410米ドル(2012年,世銀)。


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