報道発表
イエメン共和国に対する国連世界食糧計画(WFP)を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
令和2年12月8日
12月7日(現地時間同日)、イタリア共和国ローマにおいて、大江博駐イタリア日本国特命全権大使とアミール・アブドラ国連世界食糧計画(WFP)副事務局長(Mr. Amir Abdulla, Deputy Executive Director, WFP)との間で、イエメン共和国への3億円を供与額とする無償資金協力「食糧援助」に関する交換公文の署名が行われました。
- イエメンは2015年3月の紛争激化以降、食糧事情が一層悪化しています。国連の報告によれば、人口の約8割にあたる約2,400万人が何らかの人道支援を必要としています。同国の人口のうち約1,780万人は慢性的な食糧不足に陥っており、うち約290万人は深刻な栄養不足状態にあります。
- WFPを通じて、イエメンに対し、食料(小麦大豆混合品)を供与するこの協力により、同国における食料事情の改善が期待されます。
- [参考]イエメン共和国基礎データ
- イエメン共和国の面積は55.5万平方キロメートル(日本の1.5倍弱)、人口は約2,892万人(2018年、国連)、1人当たりの国民総所得(GNI)は940米ドル(2019年、世界銀行)。