報道発表
鈴木外務副大臣とマリ・インドネシア観光・創造経済大臣との会談
平成25年3月29日


本29日午後3時35分から約20分間,鈴木俊一外務副大臣は,外務省において,来日中のマリ・パンゲストゥ・インドネシア観光・創造経済大臣(H.E. Dr. Mari Elka Pangestu, Minister of Tourism and Creative Economy, Repbulic of Indonesia)との会談を行ったところ,概要は以下のとおりです(インドネシア側:シナガ在京インドネシア大使館臨時代理大使ほか,日本側:山本南東アジア第二課長ほか同席。)。
1 冒頭,鈴木副大臣から,マリ大臣の来日を歓迎するとともに,1月の安倍晋三内閣総理大臣のインドネシア訪問に続き,2月にはマルティ外務大臣が来日され閣僚級戦略対話が実施される等,両国ハイレベルで緊密に意思疎通が行われていることを評価する旨述べました。また,本年は,インドネシアとの外交関係樹立55周年であるとともに,日・ASEAN友好協力40周年という節目の年であり,インドネシアとの「戦略的パートナーシップ」の一層の強化に向けて,本年を両国関係飛躍の一年とし,日・ASEAN関係を新しい段階に更に高めていくべく,共に協力していきたい旨述べました。これに対して,マリ大臣からは,日本とインドネシアは長きにわたる歴史に裏打ちされた友好関係を構築してきた旨述べました。
2 鈴木副大臣から,本年は,8月の大相撲ジャカルタ巡業,9月のジャカルタ日本祭りなど,インドネシアにおいて日本文化に触れる機会が多く予定されていることを歓迎するとともに,日本のポップカルチャーもインドネシアで人気が高く,日本政府としても「クールジャパン」を推進するとともに,インドネシアにおける対日理解や好感度が高まることを期待する旨述べました。これに対し,マリ大臣からは,人的交流,文化,創造経済及び観光を通じた関係強化は重要であると述べるとともに,インドネシアにおいても大勢のAKB48ファンがおり,ジャカルタではJKT48が活躍するなど,日本文化に対する人気が高い旨述べました。
3 また、マリ大臣からは、本年のAPEC議長及びWTO閣僚会議主催国として、インドネシアは経済分野における地域協力や国際貿易体制に貢献していきたい旨述べました。