報道発表
日英外相電話会談
令和5年11月20日
11月20日午後7時30分から約20分間、上川陽子外務大臣は、デービッド・キャメロン英国外務・英連邦・開発相(The Rt Hon David CAMERON, Secretary of State for Foreign, Commonwealth, and Development Affairs of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、上川大臣から、キャメロン外相の就任への祝意を述べつつ、6年前に衆議院の憲法に関する調査団の一員としてキャメロン外相の事務所を訪問して、英国のEU離脱に関する国民投票について伺ったことがあると伝えた上で、キャメロン外相と協力し、日英関係を一層の高みへと引き上げ、国際社会の諸課題に取り組んでいきたい旨述べました。これに対して、キャメロン外相から、上川大臣にお会いしたことをよく覚えている旨応じつつ、外相として日本と協力できることをうれしく思う、上川大臣と緊密に連携していきたい旨述べました。
- 両外相は、欧州大西洋とインド太平洋の安全保障と繁栄は不可分であるとの認識を共有し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序に向け、安全保障や経済を含む幅広い分野において、協力を深化させていくことを確認しました。
- 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略への対応、東アジア情勢等についても意見交換を行い、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。特に、中東情勢について、上川大臣から、現地の人道状況の改善が最優先であり、人道目的の戦闘休止を含め実施可能なあらゆる措置を講じる必要がある旨述べました。これに対して、キャメロン外相は同意する旨述べ、両外相間で意見交換を行いました。