報道発表
日・ウズベキスタン外相電話会談
令和5年10月26日
10月26日、午後5時から約40分間、上川陽子外務大臣は、バフティヨル・サイードフ・ウズベキスタン共和国外務大臣(H.E. Mr. Bakhtiyor SAIDOV, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Uzbekistan)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、サイードフ外相から、日ウズベキスタン友好議員連盟で活動してきた上川大臣の外務大臣就任に祝意を述べたのに対し、上川大臣から謝意を述べました。上川大臣から、現在、国際社会は、ロシアによるウクライナ侵略が長期化し、イスラエル・パレスチナを巡る新たな危機が生じるなど、重大な挑戦にさらされており、日本は、分断や対立ではなく協調の世界に向けて尽力するとともに、食料・エネルギー危機をはじめ喫緊の課題に対処してきていることを説明した上で、歴史的友好関係を有するウズベキスタンとの戦略的パートナーシップの下で、二国間協力を発展させたい旨述べました。
- 上川大臣から、幅広い分野における二国間協力に言及した上で、ウズベキスタンの財政健全化や社会の安定性強化に貢献するための借款を供与するべく調整を進めていることを伝達しました。これに対し、サイードフ外相から、日本側の支援に謝意を述べるとともに、クリーン・エネルギー分野を含め、両国間の関係を更に深化させたい旨述べました。
- 両外相は、「中央アジア+日本」対話開始20周年にあたる来年中に、「中央アジア+日本」対話・首脳会合を開催することの重要性について議論しました。
- 上川大臣は、ALPS処理水の海洋放出について、引き続き国際基準及び国際慣行に則り、安全性に万全を期した上で実施されている旨説明しました。
- 両大臣は、両国間の友好関係の更なる発展及び地域問題への対応のために緊密に連携していくことで一致しました。