報道発表

東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水の海洋放出に関連する露連邦動植物衛生監督庁との対話

令和5年10月10日

 10月10日、東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水の海洋放出に伴う日本産水産物等への影響等に関する日露省庁間の対話が、テレビ会議形式で実施されました。

  1. 日本側から、外務省、農林水産省、水産庁、厚生労働省、経済産業省及び原子力規制庁、また、ロシア側から、露連邦動植物衛生監督庁、国立水産物・水産養殖物安全センター、沿海地方動物衛生研究所が参加しました。
  2. 今回の対話は、9月26日付けで発出された露連邦動植物衛生監督庁の報道発表を受け、ロシア側から日程の提案が行われて、今般開催されたものです。
  3. 本対話では、ロシア側から関心が示された、我が国の水産物におけるトリチウムを含む放射性物質の検査方法等について日本側から説明を行ったほか、日本産水産物の安全性等について科学的根拠に基づいた説明を行いました。
  4. 両国の関係機関は、今後も対話を継続していくことで一致しました。日本は、ロシアに対しても高い透明性をもって科学的根拠に基づく説明を引き続き誠実に行っていきます。
(参考1)ALPS処理水

 ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))等により、トリチウム以外の放射性物質について安全に関する規制基準値を確実に下回るまで浄化した水。さらにALPS処理水は、その後十分に希釈され、トリチウムを含む放射性物質の濃度について安全に関する規制基準値を大幅に下回るレベルにした上で、海洋放出されることが想定されている。


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