報道発表

第14回日韓次官戦略対話の開催

令和5年10月5日

 10月5日、韓国・ソウルにおいて、岡野正敬外務事務次官と張虎鎮(チャン・ホジン)韓国外交部第一次官との間で第14回日韓次官戦略対話が開催されました。

  1. 双方は、戦略対話の約9年ぶりの開催を歓迎しました。岡野次官から、着任後初の外国出張としてソウルを訪問でき嬉しい、日韓は様々な国際社会の課題にパートナーとして協力して取り組むべき重要な隣国同士である旨述べ、外交政策上の様々な分野・課題について掘り下げた議論が担当部局間で行われてきていることに言及しました。双方は、強いリーダーシップによって二国間関係を牽引する日韓両首脳の下で、外交当局間の意思疎通を更に積み重ねていくことで一致しました。また、双方は、現下の厳しい安全保障環境における日韓の安保協力の重要性について改めて認識を共有しました。
  2. 双方は、北朝鮮を含む地域情勢やグローバルな課題についても率直かつ幅広い意見交換を行いました。北朝鮮に関しては、先般の露朝首脳会談を含め、現下の情勢について議論し、北朝鮮による核・ミサイル開発や、拉致問題を含む北朝鮮の人権問題について、国際場裡における協力を含め、日韓・日韓米で引き続き緊密に連携していくことで一致しました。また、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力の推進、日韓中プロセスでの連携を確認しました。
  3. また、岡野次官は、戦略対話終了後、朴振(パク・チン)外交部長官を表敬しました。

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