報道発表
ガーナ共和国に対する「米(コメ)バリューチェーンの収穫後の過程における付加価値向上のための技術向上及び品質管理体制構築計画」(無償資金協力)に関する書簡の交換
令和4年2月21日
2月18日(現地時間同日)、ガーナ共和国の首都アクラにおいて、我が方、望月寿信駐ガーナ共和国日本国特命全権大使と先方ファクルディン・アジジUNIDOガーナ事務所代表(Mr. Fakhruddin Azizi, UNIDO Representative Country Office in Ghana)との間で、供与額4.02億円の無償資金協力「米バリューチェーンの収穫後の過程における付加価値向上のための技術向上及び品質管理体制構築計画(UNIDO連携)」に関する書簡の交換が行われました。
- ガーナでは、米が国内での主食の一つであるほか、重要な換金作物としても栽培されています。近年、ガーナでは特に都市部での米の消費量が増え続け、トウモロコシに続く第二の主食となっていますが、国内の米生産は供給不足に陥り、現状では輸入依存が高まっています。
- この協力は、米収穫技術向上のための機材供与及び技術トレーニング等を実施することにより、米バリューチェーンの構築を図り、もってガーナの農業分野の持続的かつ安定的な経済成長の促進に寄与するものです。
- 我が国は、2019年に開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「アフリカ稲作振興のための共同体(CARD)」フェーズ2を通じて、2030年までに米生産量を倍増する目標を表明しており、本件はこれを具体化するものです。
(参考)ガーナ共和国基礎データ
ガーナ共和国の国土面積は約23.9万平方キロメートル(日本の約3分の2)、人口は約3,042万人(2019年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は約2,220米ドル(2019年、世界銀行)。