報道発表

モザンビークに対する国連世界食糧計画(WFP)を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換

令和3年8月27日

 8月26日(現地時間同日)、モザンビーク共和国の首都マプト市において、我が方、木村元駐モザンビーク共和国日本国特命全権大使と先方ピエール・ルーカス国連世界食糧計画(WFP)モザンビーク事務所副代表(Mr. Pierre Lucas, Deputy Country Director, World Food Programme Mozambique)との間で、供与額2億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. モザンビークにおいては、本年1月のサイクロン・エロイーズをはじめ、自然災害や干ばつが頻発しており、慢性的な食料不足の状況にあります。また、同国北部のカーボデルガード州では、2017年から武装集団が襲撃を繰り返し、同州から約70万人規模の国内避難民が発生しており、このような特に不安定な状況に置かれた人々は、食料・栄養不足による生命の危機に瀕しています。この協力は、WFPを通じて、同国に対し、食糧(被災地産缶詰)を供与することにより、特に同州及び周辺地域の住民や国内避難民の食料事情の改善を図るものです。
  2. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。

[参考]モザンビーク共和国基礎データ
 モザンビーク共和国の面積は約79.9万平方キロメートル(日本の約2倍)、人口は約3,036万人(世界銀行、2019年)、一人当たりGNI(国民総所得)は480米ドル(世界銀行、2019年)。


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