報道発表

茂木外務大臣とボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長との電話会談

令和2年3月19日

 3月19日,午後7時00分頃から約25分間,茂木敏充外務大臣は,ジョセップ・ボレル・フォンテジェス欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長(H.E. Mr. Josep Borrell Fontelles, High Representative of the European Union for Foreign Affairs and Security Policy, Vice-President of the European Commission)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1.  茂木大臣から,先日のG7首脳テレビ会議に象徴されるように,新型コロナウイルス感染症に対する国際的連携,特にG7の連携が極めて重要であると述べ,日本の現状及び日本政府の取組について説明しました。
  2.  ボレル上級代表からは,感染拡大の予防の取組や経済面での様々な影響等について言及がありました。
  3.  両者は,次の三点について一致しました。
    (1) 第一に,感染症対策により得られた教訓・知見を共有していくこと,特に治療薬やワクチンの開発が極めて重要であり,日・EUにおける官民の取組をともに支援していくこと。
    (2) 第二に,感染の拡大防止を図る上で,一定期間の適切な水際対策も考え得ること,また,水際対策をとる上では関係国間での情報共有が重要であること。
    (3) 第三に,日本と欧州のそれぞれに滞在・渡航する相手国民の安全の確保に向けて協力していくこと,特に欧州では各国の取組をEUとして支援していくこと。
  4.  両者は,来週のG7外相会合でも,新型コロナウイルス感染症対策についてしっかり議論し,協力していくことを確認しました。

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