報道発表
カンボジアに対する無償資金協力に関する書簡の交換
平成31年2月20日
- 本20日(現地時間同日),カンボジア王国の首都プノンペンにおいて,我が方堀之内秀久駐カンボジア大使と先方プラック・ソコン副首相兼外務国際協力大臣(Mr. PRAK Sokhonn, Deputy Prime Minister, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Kingdom of Cambodia)との間で,13億4,000万円の無償資金協力「港湾近代化のための電子情報処理システム整備計画」に関する交換公文の署名が行われました。
- この計画では,カンボジアの80%ものコンテナ貨物を取り扱う代表的国際港湾であるプノンペン港と我が国が長年に渡って支援を行っているシハヌークビル港において,入出港に係る手続きのさらなる合理化を図るべく,港湾管理者等に対する申請・届出等の電子情報処理に必要なシステムの構築を行います。これにより,従来船舶が両港に入港するに際し30分程度の時間を要していたものが瞬時に行えるようになり,前年比15%以上のコンテナ取扱量の増加を達成している両港のさらなる輸出入手続きの簡素化,港湾行政の近代化が図られることが期待されます。
[参考]
カンボジア王国は,面積約18万1,000平方キロメートル(日本の約0.48倍)を有し,人口1,580万人(2016年,世界銀行),人口一人あたりの国民総所得(GNI)は1,140ドル(2017年,世界銀行)。