報道発表

阿部外務副大臣の第4回野生動植物の違法取引対策に関する国際会議への出席

平成30年10月11日

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 本11日,阿部俊子外務副大臣は,英国・ロンドンにて開催されている「第4回野生動植物の違法取引対策に関する国際会議」に出席したところ,概要は以下のとおりです。

    1.  この会議は,野生動植物の違法取引という国際犯罪の取締りに関する国際社会のコミットメントの確認を目的として,英国が主導して立ち上げられた国際会議です。本件会議については,英国王室も強くコミットしており,開会式にはケンブリッジ公爵殿下(ウィリアム王子)も出席し,野生動植物の違法取引対策に果たす本件会議の重要性を強調しました。また,約80の国及び各国際機関の代表も同会議に参加し,それぞれの本件対策に関する取組を紹介しました。
    2.  阿部副大臣のスピーチ(仮訳(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く動画別ウィンドウで開く) においては,国際的に特に関心の高い,象牙の違法取引(絶滅が危惧されるゾウの保全)について,以下の日本の積極的な取組・コミットメントを発信しました。
       (1)本年6月に日本は,象牙の国内取引の規制を強化。ゾウの保全のため,主要な諸外国と比較しても遜色のない,日本の国内象牙取引管理を引き続き厳格に実施。
       (2)日本は,生息国におけるゾウの密猟対策支援を推進。その新たな具体策として,モザンビークのニアッサ国立保護地区でのゾウの密猟の監視・防止に関する能力向上の支援のため,無償資金を拠出。
       (3)日本は,野生動植物の違法取引対策に関する国際社会との連携を強化。その新たな具体策として,東南アジアにて,象牙を含む野生動植物の密貿易の取締り強化のための,国境管理に係る能力構築セミナーを英国と共催。また,税関を含む中国の関係当局との協力を引き続き推進して,両国間の水際対策を強化。

    [参考1]野生動植物の違法取引対策に関する国際会議
     (1)国際犯罪としての野生動植物の保護とその違法取引の取締りについて,国際社会のコミットメントを確認することを目的として,英国が主導して立ち上げられた国際会議。2014年にロンドンで初めて会議が開催され,2015年にはカサネ(ボツワナ),2016年にはハノイ(ベトナム)で開催された。我が国はこれまでの全ての会議に参加している。
     (2)今次会議は,ハント外相,ゴーブ環境相,モーダント国際開発相の共催の下,2018年10月11日~12日にロンドンにて開催。本件課題に係る各国の政策や企業の取組,また消費者の行動の変化の必要性やオンライン取引対策等につき議論され,各国のコミットメントを添付した共同宣言が発出される予定。

    [参考2]モザンビークにおける密猟対策支援
     本件支援では,ワシントン条約のゾウ密猟監視プログラムを通じて10.9万ドルの無償資金を拠出し,モザンビークのニアッサ国立保護地区の野生動物法執行センターの拡張を行う。これにより,同地区の警察特殊部隊によるパトロール活動の計画・管理が改善され,より安全なものとなり,それによって,同地域でのゾウの密猟の監視・防止に関する能力を向上させることにつながることが期待される。


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