報道発表
日・ジブチ外相会談及びワーキングランチ
平成30年8月30日



本30日,午前11時30分頃から約70分間,河野太郎外務大臣は,外務省の招へいで訪日中のマハムッド・アリ・ユスフ・ジブチ共和国外務・経済協力大臣(H.E. Mr. Mahmoud Ali Youssouf, Minister for Foreign Affairs and International Cooperation of the Republic of Djibouti)と外相会談及びワーキングランチを行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 河野大臣から,冒頭,ユスフ大臣のTICADV以来の5年ぶりの訪日を歓迎した上で,本年が日・ジブチ外交関係樹立40周年の節目であることに触れ,ジブチは日本にとり,自由で開かれたインド太平洋戦略を実現する上で,重要なパートナーである旨述べました。これに対し,ユスフ大臣から,ジブチを含むアフリカの開発及び国際社会の平和と安定への日本の貢献に謝意が示されるとともに,これまで培ってきた二国間の友好関係を,日・ジブチ外交関係樹立40周年を機会に一層強化していきたい旨述べました。また,両大臣は,本年のTICAD閣僚会合,そして来年のTICAD7の成功に向け協力すること及び,両国の友好関係を一層強化していくことを確認しました。
- その他,両大臣は,国連安保理改革を進展させるために協力していくことで一致したほか,北朝鮮情勢をはじめとする地域情勢,国際場裡における協力等につき,意見交換を行いました。また,ユスフ大臣は2025年万博の大阪開催への支持を表明し,河野大臣から謝意を表明しました。
- 共同記者発表において,両大臣は,「クレーン車等の道路維持管理のための機材の供与」に係る公文の交換を行いました。その際,ユスフ大臣から,日本とジブチは戦略的に重要な関係にあり,ジブチは自衛隊の拠点の受け入れを通じて地域の平和と安定に貢献している,ジブチは国際場裡で日本を支持してきており,日本の安保理常任理事国入りを支持する旨発言がありました。
- 会談及びワーキングランチ終了後,日・ジブチ外相共同プレス・ステートメント(日本語(PDF)
/仏語(PDF)
)が発出されました。