報道発表

G7ウィスラー開発大臣会合の開催

平成30年6月3日

  • G7ウィスラー開発大臣会合(全体写真)
  • G7ウィスラー開発大臣会合(バイ会談)
  • G7ウィスラー開発大臣会合(思春期少女との会合)

 5月31日から6月2日まで,カナダ・ウィスラーにおいてG7開発大臣会合が開催され,中根一幸外務副大臣が出席したところ,概要は以下のとおりです。(その他,マリー=クロード・ビボー・カナダ国際開発大臣(議長),ペニー・モーダント英国国際開発大臣,マリア・フラッハスバルト・ドイツ連邦経済協力開発省政務次官他,G7各国及びEUの開発担当閣僚級・事務ハイレベルが出席。)。同会合終了後,以下の文書が発出されました。

    1.  思春期少女のエンパワーメント・教育
       思春期少女のエンパワーメントに関し,カナダ及び途上国の思春期少女の声を直接聞くとともに,教育の重要性,国際枠組の動員等について議論が行われました。
       中根副大臣から,母子手帳の普及等の日本の取組を紹介しつつ,女性のエンパワーメントを進める上での課題として社会・文化的価値観,ジェンダー分析のためのデータ不足を指摘し,思春期少女への支援に対する国際的な関心を高めていく必要がある旨発言しました。
    2.  開発協力に関する国内世論の動向の理解
       開発協力に関する各国の国内世論の状況及び支持を維持・獲得していくための方法について議論されました。
       中根副大臣から,開発協力を持続的に実施していくためには国民の理解と支持が不可欠であり,日本は,国内の厳しい財政状況に十分配慮しつつ効果的に開発協力を実施するとともに,国民の理解と支持を一層獲得するためにSNS等の様々な方法により広報活動を実施していることを紹介しました。
    3.  人道支援
       人道危機とホットスポット,ジェンダーに配慮した人道支援のあり方,人道・開発部門における性的搾取・虐待への対応等について議論されました。
       中根副大臣から,援助関係者による性的搾取・虐待は看過できない問題である旨述べるとともに,関係者による行動倫理規範の遵守の徹底,違反時の処罰や報告メカニズムの明確化の重要性を指摘し,人道・開発部門の取組を促す上でG7は主要ドナーとして強いメッセージを出すべきである旨発言しました。
    4.  開発に影響を与えるイノベーションの加速
       イノベーションを通じて開発への影響をいかに促すことができるか等について議論されました。
       中根副大臣から,情報通信技術(ICT)は経済成長や持続可能な開発目標(SDGs)を推進する上で不可欠であり,グローバルな文脈でICTへのアクセス確保等を通じてデジタル格差等を解消していく必要がある旨述べました。
    5.  その他
       (1)G7開発大臣・財務大臣合同会合
       6月1日午前中,ウィスラーにおいてG7開発大臣・財務大臣合同会合が開催され,我が国からは,中根副大臣,麻生太郎財務大臣が出席しました。同会合では,持続可能な開発のための民間資金の動員,保険メカニズムを含む異常気象・パンデミックに対する対応策,女性の経済的エンパワーメント等について議論されました。同会合終了後,議長総括((英語)(PDF)別ウィンドウで開く(仮訳)(PDF)別ウィンドウで開く)が発出されました。
       (2)バイ会談
       同会合の機会を捉え,中根副大臣は,ビボー・カナダ国際開発大臣,モーダント英国国際開発大臣,フラッハスバルト・ドイツ経済協力開発省政務次官とそれぞれ会談を行い,開発分野における連携等について意見交換を行いました。

      [参考]G7開発大臣会合
      G7の開発大臣が集まり,開発分野の諸課題へのG7の取組について議論する会合。2010年カナダG7議長国下での開催以降開催されてこなかったが,本年,8年ぶりに開催された。


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