報道発表
日・ボスニア・ヘルツェゴビナ外相会談
平成29年10月31日


本31日,午後7時50分から約60分間,河野太郎外務大臣は,イゴル・ツルナダク・ボスニア・ヘルツェゴビナ外務大臣(H.E. Mr. Igor CRNADAK, Minister of Foreign Affairs of Bosnia and Herzegovina)と夕食を交えて会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
1 二国間関係
河野大臣から,ボスニア・ヘルツェゴビナは経済的にも可能性があり,政治・経済両面で二国間関係をさらに進展させていきたい旨述べました。また,両国の協力関係の強化に向けて政府間交流を緊密化させるため,ボスニア・ヘルツェゴビナの外交・公用旅券所持者に対する査証免除措置の導入を決定した旨述べました。
これに対し,ツルナダク大臣から,ボスニア・ヘルツェゴビナとしても投資環境改善に取り組んでおり,日本のイニシアティブを歓迎する,また,外交・公用査証免除措置の導入決定を歓迎する旨述べました。さらに,ツルナダク大臣から,これまでの日本の支援に対する謝意が表明されました。
2 地域・国際情勢
河野大臣から,関連の国連安保理決議の完全な履行を含め,あらゆる手段により北朝鮮に対する圧力を最大限まで高め,北朝鮮の政策を変えさせていく必要がある旨説明しました。また,西バルカン情勢についても,意見交換を行いました。その他,両大臣は,国際社会が抱える諸課題につき緊密に連携していくことで一致しました。