報道発表
第13回アジア不拡散協議の開催(結果)
平成29年1月31日
- 本31日,第13回アジア不拡散協議(The 13th Asia Senior-Level Talks on Non-Proliferation: ASTOP XIII)が東京の三田共用会議所において開催され,主催国である我が国のほか,ASEAN10か国,中国,韓国,オーストラリア,カナダ,フランス,ニュージーランド及び米国から局長級不拡散政策担当者等が参加しました。
- 冒頭,薗浦健太郎外務副大臣から,北朝鮮の度重なる核実験・弾道ミサイル発射等,深刻な脅威にさらされているアジアにおいて,各国が協力して不拡散のための取組を進めることの重要性を訴えました。
- 今回の協議における議論のポイントは以下のとおりです。
- (1)北朝鮮の核・ミサイル問題への取組として,関連国連安保理決議の着実な履行や輸出管理の強化について,活発な意見交換が行われました。
- (2)拡散対抗のための措置として,国連安保理決議第1540号の履行の強化や「拡散に対する安全保障構想(PSI)」についての各国の具体的な取組が紹介されました。
- (3)国際的な核不拡散体制の維持・強化に関し,国際原子力機関(IAEA)保障措置の強化及び追加議定書の普遍化や人材育成支援,核セキュリティの実施強化について意見交換が行われました。