報道発表

アデシナ・アフリカ開発銀行総裁による小田原外務大臣政務官表敬

平成28年10月28日
10月28日,小田原潔外務大臣政務官は,アキンウミ・アデシナ・アフリカ開発銀行総裁(Mr. Akinwumi Adesina, President of African Development Bank)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 小田原政務官から,アデシナ総裁の訪日を歓迎し,本年8月にケニアのナイロビで行われた第6回アフリカ開発会議(TICADVI)への参加及び協力に対する謝意を表明しました。
  2. また,小田原政務官から,TICADVIの機会に発表した我が国とアフリカ開発銀行との協力枠組みであるEPSAフェーズ3の着実な実施に向けて引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。
  3. これに対してアデシナ総裁から,これまでの我が国によるアフリカ開発銀行に対する協力に対して謝意が述べられるとともに,TICADVIの成果を踏まえ,日本と緊密に協力しながら,対アフリカ協力を推進していきたい旨述べました。
[参考]

1 アフリカ開発銀行
1964年9月,アフリカ諸国の持続可能な経済的開発及び社会的進歩に寄与することを目的として設立された国際開発金融機関。アフリカ開発銀行(ADB:我が国は1983年加盟)とアフリカ開発基金(ADF:我が国は1973年加盟)からなる。本部はコートジボワールのアビジャン。

2 EPSAフェーズ3
EPSAとは,我が国とアフリカ開発銀行が共同して実施する対アフリカ支援策「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ(EPSA(Enhanced Private Sector Assistance)for Africa)」。我が国は,2005年のG8グレンイーグルス・サミットにおいて,5年間で10億ドルを上限とする円借款供与を表明(EPSAフェーズ1)。その後,2012年のG8キャンプデービッド・サミットにおいて,新たに今後5年間で10億ドルを上限とする円借款供与を表明(EPSAフェーズ2)。2014年1月,エチオピアにおける安倍総理大臣によるアフリカ政策スピーチにおいて,これを20億ドルにすることを表明した。
本年8月のTICADVIの機会に,EPSAフェーズ3として,アフリカ開発銀行と共同で今後3年間で30億ドルの資金協力を行うことを表明した。
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