報道発表

ドナルド米海軍原子力推進機関部長(海軍大将)の高村外務大臣表敬について(概要)

平成20年9月17日

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 9月17日(水曜日)、11時20分より約20分間、来日中のカークランド H.ドナルド米海軍原子力推進機関部長(海軍大将)(Admiral Kirkland H. Donald , Director ,U.S. Naval Nuclear Propulsion)が高村外務大臣を表敬したところ、概要以下のとおり。(米側より、シーファー駐日大使、ケリー在日米海軍司令官他、日本側より、西宮北米局長他同席。)

 なお、米海軍原子力推進機関部は、米国の原子力艦に関連する業務全般を所管する組織。ドナルド部長は、海軍長官及びエネルギー長官に報告を行う、いわば、米原子力艦に関する米行政府内の実務上の最高責任者。

  1. 会談では、日米安保体制全般、空母交替、米原子力艦の安全性等につき意見交換が行われた。
  2. 高村大臣より、25日(木曜日)に予定されている原子力空母「ジョージ・ワシントン」の横須賀への入港に関し、我が国の安全及び地域における平和と安全の維持に寄与するものであり、政府として今回の「ジョージ・ワシントン」の入港を歓迎する旨述べるとともに、日本国民さらには横須賀市民の原子力艦の安全性に対する不安もあるので、改めて米国の原子力艦の安全性について確認したい旨述べた。
  3. これに対し、ドナルド部長より、今回の訪日により、原子力艦の安全性に関し、横須賀の米海軍施設が最高の状態にあることを確認したこと、また、米国政府は、原子力艦の安全性に関する従来のコミットメントを厳格に遵守し続けること、及び、今回入港する「ジョージ・ワシントン」を含め、すべての米原子力艦について、具体的な措置及び厳格な基準によりこうしたコミットメントを維持することを確約する旨述べた。
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