
日・インド経済連携協定締結交渉 第9回会合の概要
平成20年9月12日
- 日・インド経済連携協定(EPA)締結交渉の第9回会合は、9月8日(月曜日)から9月12日(金曜日)まで、ニュー・デリー(インド商工省)において開催された。
- この会合には、我が国から高岡正人外務省経済局参事官(日本側共同議長コーディネーター)他局長級共同議長及び各省庁の関係者が、インドからディネーシュ・シャルマ商工省局長(インド側共同議長)他関係省庁の関係者がそれぞれ出席した。
- 会合では、主に次のような内容の議論が行われた。
(1)全体会合で交渉全般につき議論が行われたほか、物品貿易(市場アクセス、原産地規則、一般ルール、税関手続)、サービス投資、知的財産、協力、その他の分野(競争、政府調達、非関税措置)、総則・最終規定、紛争解決の各分野について実務レベル(共同議長級)乃至専門家レベルで意見交換が行われた。多くの分野で条文案に基づく意見交換が行われ、それぞれ前進がみられた。
(2)物品貿易の市場アクセス交渉では、関税撤廃等に関する双方のオファーについて議論を行うとともに、優先個別品目に関する今後の交渉の取り進め方等について意見交換を行った。
- 双方は、交渉を更に加速化させることで一致した。次回第10回会合は10月に東京にて開催することとし、詳細は外交ルートを通じて調整することとなった。