外務省、財務省、農林水産省、経済産業省
(1) 物品市場アクセス分野では、前回会合にて交換したリクエスト・オファーの内容に基づき、双方の関心事項につき議論を行った。具体的には、農林水産品に関しては乳製品及び牛肉に関し、関税に加えて市場アクセスに関する各種措置につき集中的に議論した。豪州側は関税や上記措置に関して市場アクセスの阻害要因として撤廃を要求し、日本側は日本の畜産業のセンシティビティ等につき説明し、豪州の要求には応じられない旨主張した。鉱工業品に関しては、日本側の関心品目に関し豪州側のオファー改善を求めた。
(2) サービス貿易及び投資に関しては、会合初日にオファー交換を行い、自国のオファー内容につき互いに説明を行った。また、協定の条文案についても議論を継続した。
(3) エネルギー・鉱物資源分野では、豪州からのエネルギー・鉱物資源の安定供給のために協定の条文案に含めるべき諸要素につき日本側から提案を行い、議論を行った。