2月28日(木曜日)、午前11時30分から約40分間、高村大臣はガンバリ国連事務総長特別顧問と会談を行ったところ、概要以下の通り。
(1)1月に開催された日メコン外相会議の際に、高村大臣からニャン・ウイン・ミャンマー外相へ働きかけていただいたこともあり、自分(ガンバリ特別顧問)は3月初旬にミャンマーを訪問する予定となっている。
(2)先般ミャンマー政府により発表された憲法制定及び選挙に向けたタイムテーブルの発表は前向きに捉えているが、更に信頼性、正当性を高めていく必要がある。そのためには、今後の民主化の過程にはスー・チー女史を含む全ての関係者の参加が重要である。また、ミャンマー政府とスー・チー女史との対話をより実質的なものにしていく必要がある。
(3)また、経済社会状況を踏まえた支援(国家経済フォーラム(National Economic Forum))についても、ミャンマー政府と意見交換を行いたい。
(4)ミャンマー情勢の改善に向けて、引き続き日本の主導的役割を期待したい。
(1)日本政府としては、ガンバリ特別顧問の活動を全面的に支援しており、ご発言いただいた内容を十分に理解した。
(2)ミャンマー問題については、国際社会に様々な意見があるので、上手に調整しながら進めていくことが重要である。昨日日米外相会談を行ったが、ライス長官も自分もガンバリ特別顧問を支持していくとの点では完全に一致している。