
日イスラエル外相電話会談
平成20年12月29日
- 29日(月曜日)、15時45分から約15分間、先方の求めに応じ、中曽根外務大臣はリヴニ・イスラエル外相との間で電話会談を行いました。
- 中曽根外務大臣より、ガザ地区への空爆により広範囲に被害が及び、民間人にも犠牲が出ていることは遺憾であり情勢の悪化を懸念している、また、パレスチナ武装勢力のロケット攻撃が非難されるべきは当然だが、速やかに攻撃を停止し、暴力をエスカレートさせないよう、イスラエルの最大限の自制を求めたい旨述べました。また、ガザ地区の住民に対し人道上必要な措置をとるよう要請しました。
- リヴニ外相より、人道的な懸念は十分理解する、イスラエルの行動は自衛のためやむを得ない措置であるが、ハマスと民間人は区別して対処しようとしており、人道的な配慮は行っている旨、また、攻撃を停止できるかどうかは停戦を破ってイスラエルを攻撃したハマス次第である旨の説明がありました。
- 中曽根大臣より、我が国としては、リヴニ外相が推進してきたアナポリス和平プロセスを評価しており、今後とも努力を継続するよう要請するとともに、我が国は、今後とも、和平プロセスの進展を最大限支援していく考えである旨伝えました。また、イスラエルの在留邦人や邦人旅行者の安全確保への配慮を要請しました。
- リブニ外相より、過激派とは戦うが和平プロセスは継続していく旨、また、日本人の安全確保には万全を期す旨の発言がありました。