報道発表

「一村一品運動親善大使」について

平成20年1月17日
  1. 1月22日(火曜日)から24日(木曜日)の間、マラウィにおいて「アフリカ一村一品国際セミナー」が開催される。外務省は平松守彦元大分県知事が本件セミナーに出席する期間、同氏に「一村一品運動親善大使」として広報を委嘱する。
  2. 一村一品運動は、有力産品の発掘・育成を通じた「人づくり」、「地域づくり」運動であり、アフリカでも貧困削減・経済成長につながる手法として注目されており、本件セミナーはアフリカ諸国、国際機関などの関係者の出席を得て、「一村一品運動」とTICADⅣへの理解を促進することを目的とするものである。今般、一村一品運動の提唱者であり、その国際的な普及に努めてきた同氏に一村一品運動についての広報を委嘱することにより、この運動の一層の普及が期待される。

(参考1) 「一村一品運動」

 平松守彦氏が大分県知事時代に提唱した地域振興運動。地域の資源(しいたけ、かぼす、焼酎など)を生かして、産業を振興し、農産物等地域産品の付加価値を高めることにより、産品の流通を促し、住民の収入向上を図り、コミュニティを活性化させることを目的とする活動。我が国は海外でもこのような運動の展開を支援しており、アフリカにおいてはタイなどで活発に行われている。アフリカではJICAが既にマラウィ、ガーナでプロジェクトを行っている。ガーナのシアバターは我が国にも輸入されている。

(参考2) 平松 守彦(ひらまつ もりひこ)氏の横顔

 大正13年(1924)3月12日生・男性。元大分県知事であり「一村一品運動」の提唱者。大分県知事時代に、自立した地域づくりの手法として「一村一品運動」を県内市町村に展開し、その動きは日本全国に波及した。「一村一品運動」はアジア、アフリカをはじめとする諸外国からも注目を集めている。現在、平松氏はNPO法人大分一村一品国際交流推進協会の理事長として、国内外で「一村一品運動」概念を広めるためのセミナーを開催するなど、同運動の普及に尽力している。

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