
「21世紀のための日本・シンガポール・パートナーシップ・プログラム」(JSPP21)の新たな討議議事録への署名
平成19年12月14日
- 12月14日(金曜日)午後6時45分、高村正彦外務大臣は、「ナーランダ大学構想賢人会第2回会合」出席のため来日中のジョージ・ヨー・シンガポール外務大臣(H.E.Mr.
George YEO)との間で、「21世紀のための日本・シンガポール・パートナーシップ・プログラム(Japan-Singapore
Partnership Programme for the 21st Century:JSPP21)」の新たな枠組み文書となる討議議事録(Memorandum
of Discussion:MOD)への署名を行った。
- 今回署名された討議議事録では、一昨年の両国外相会談及び首脳会談での合意を踏まえ、両国が共同で域内の開発途上国に対する技術協力を行う枠組みであるJSPP21の設立10周年に際し、JSPP21をASEAN統合により資する形で強化し、貿易・投資の促進、情報通信技術開発、感染症対策、エネルギー保障、ガバナンスと安定的財政システムの維持、環境保護を優先分野として取り組んで行くことが謳われている。
- また、今回の署名とあわせ、高村大臣とジョージ・ヨー大臣との間で、JSPP21の事業量を拡大することとし、その詳細につき両国間で協議を行っていくことも合意された。
(参考) 「JSPP21」とは
- 日本とシンガポールが経費を折半し、第三国に対する技術協力を行うプログラム。年間20コース前後の研修を実施し、300名前後の研修員を受け入れている。
- 1993年5月の両国首脳会談において、両国が共同で域内の開発途上国に対する技術協力を実施していくことで意見が一致したことを受け、1994年、「JSPP21」の前身となる「JSPP」が発足。1997年、経費を両国で折半し、両国の関係をイコール・パートナーシップとして位置づけることを確認し、「JSPP21」に改称。
- 1994年のJSPP発足以来、交番システムや貿易投資促進、マラッカ海峡における航路標識等に関する延べ209コースの研修を実施し、ASEAN諸国を中心に3,507名の研修員を受け入れている。