
ナーランダ大学構想賢人会第2回会合の開催について
平成19年12月14日
- ナーランダ大学構想賢人会第2回会合は、12月15日(土曜日)及び16日(日曜日)に都内で開催される。
- この会合では、かつて仏教学の中心として栄えたナーランダ大学(インド)を、アジアにおける教育や学術研究の交流拠点として再興させるというアイデアについて議論が行われる予定である。
- この会合には、アマルティア・セン・ハーバード大学教授(賢人会議長)、ジョージ・ヨー・シンガポール外務大臣、平山郁夫画伯他が出席する。
- また、この会合の機会に、14日(金曜日)に賢人会メンバーと高村正彦外務大臣との非公式な意見交換が行われる予定である。
(参考) ナーランダ大学構想
- ナーランダ大学構想は、5~12世紀に仏教の普及に重要な役割を果たしたナーランダ大学(インド・ビハール州。コルカタの北西約400キロ)の輝かしい実績を現代に再現することを目的としたインド政府の構想。具体的には、(1)21世紀のアジアにおける教育・学術研究拠点の設置、(2)文化遺産としての復旧・保存、(3)周辺地域のインフラ整備、等の側面を有する。
- 本年4月、インド政府が事務局となり、ナーランダ大学構想を具体化するための賢人会が発足。7月13~15日に第1回会合がシンガポールで開催。東京での第2回会合の後、北京、ニューデリーにて会合が開催され、最終的に報告書がまとめられる予定。