
「カントー橋崩落事故再発防止検討会議」の開催について
平成19年11月12日
- 「カントー橋崩落事故再発防止検討会議」を11月13日(火曜日)、外務省において開催する。
- この会議は、カントー橋の橋げた崩落事故に関し、ベトナム側による事故原因の検証を基に、今後の円借款事業に係る案件監理の改善点や同種事故の再発防止策等を検討する上で有識者の意見を聴取すること等を目的に開催される。
- この会議は、木村仁外務副大臣を議長とし、橋梁構造や円借款事業評価等について専門的知見・経験を有する有識者及び関係省庁、実施機関の関係者が委員として出席する。
- 本会議は、今後、数回の議事を経て、円借款事業にかかる案件監理の改善点及び同種事故の再発防止策等についての提言をまとめる予定である。
(参考) カントー橋の橋げた崩落事故
(1) 現地時間9月26日、我が国の円借款事業である「クーロン(カントー)橋建設計画」の建設現場において、橋げた(長さ約80m)が落下する事故が発生。現地からの報告では、死者数は54名、負傷者数は80名。(なお、日本人の被害はない。)
(2) 本案件は、ベトナム南部の国道1号線に位置する橋梁建設事業(全長2.75キロメートル)。特別円借款(調達が日本タイド)により建設中。2001年3月に交換公文(E/N)を署名、円借款供与限度額は248.47億円。