報道発表
ミャンマーに対する円借款3件の供与
平成25年3月28日
- 本28日(現地時間同日),我が国政府は,ミャンマーに対し「貧困削減地方開発計画フェーズ1」,「緊急リハビリテーション・改善計画フェーズ1」及び「ティラワ地区インフラ開発計画フェーズ1」を実施するために必要な,510億5,200万円を限度とする円借款を供与することとし,この旨ミャンマー側に通報しました。今後,円借款の供与に関する交換公文の署名を行う予定です。
- 対象案件及び供与限度額
(1)貧困削減地方開発計画フェーズ1 170.00億円
(2)緊急リハビリテーション・改善計画フェーズ1 140.52億円
(3)ティラワ地区インフラ開発計画フェーズ1 200.00億円 - 供与条件
(1)金利:年0.01%
(2)償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
(3)調達条件:一般アンタイド - 対象案件の概要
(1)貧困削減地方開発計画フェーズ1
ミャンマー全国各地(7地域及び7州)において,生活基盤インフラ(道路・橋梁,電力,給水等)の新設・改修を行うことにより,地方部の住民の生活向上を図り,地方部における開発・貧困削減に寄与するものです。
(2)緊急リハビリテーション・改善計画フェーズ1
ヤンゴン都市圏の火力発電所及び変電所の改修による電力供給事情の改善を通じてミャンマーの持続的経済成長に寄与するものです。
(3)ティラワ地区インフラ開発計画フェーズ1
ヤンゴン近郊ティラワ地区において電力施設や港湾施設等のインフラを整備することにより,同地域への海外直接投資の増大を図り,ヤンゴン都市圏の開発及び雇用促進を行うことで,ミャンマーの経済発展に寄与するものです。
(参考)ミャンマーは,面積約68万平方キロメートル,人口6,242万人(2011年,IMF推定),人口1人当たりGDP(国内総生産)は832米ドル(2011年,IMF推定)。