報道発表
ネパールに対する一般プロジェクト無償資金協力「トリブバン国際空港近代化計画」に関する書簡の交換
平成25年3月27日
- 本27日(現地時間同日),ネパール連邦民主共和国の首都カトマンズにおいて,我が方高橋邦夫駐ネパール大使と先方シャンタ・ラジ・スベディ財務省次官(Mr. Shanta Raj Subedi, Secretary, Ministry of Finance, Government of Nepal)との間で,9億8,900万円を限度とする一般プロジェクト無償資金協力「トリブバン国際空港近代化計画」(Tribhuvan International Airport Modernization Project (Surveillance System))の供与に関する書簡の交換が行われました。
- この計画は,ネパール唯一の国際空港であり,国内線のハブ空港としても重要なトリブバン国際空港の機能強化のために,航空路監視レーダーを新設し,カトマンズ盆地周辺に限られている監視空域を拡大するとともに,既存の空港監視レーダー・機材を更新することで,同国の航空輸送の安全性向上に寄与するものです。
- 近年,旅客機発着数が急増しているトリブバン国際空港において,航空管制の安全性を十分に確保することは急務であり,この協力を通じ,ネパールの航空輸送の安全性を強化し,輸送能力を増強することで,社会・経済基盤の整備を通じた経済成長,地方の貧困削減に貢献することが期待されます。
(参考)
ネパール連邦民主共和国は,面積14.7万平方キロメートル,人口約2,662万人(2011年),1人当たりGNI(国民総所得)は540ドル(2011年,世銀)。