報道発表
岸田外務大臣とサルマン・バーレーン王国皇太子との会談
平成25年3月21日


本21日午後6時15分から約25分間、岸田文雄外務大臣は、実務訪問賓客として来日中のサルマン・ビン・ハマド・アール・ハリーファ・バーレーン王国皇太子(H.R.H. Prince Salman Bin Hamad Al Khalifa, Crown Prince of the Kingdom of Bahrain)との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、岸田外務大臣から、サルマン皇太子の来日を歓迎するとともに、今回の来日を通じて、日本とバーレーンの関係が更に進展することを期待する旨述べました。これに対し、サルマン皇太子から、今次訪日により,日本とバーレーンの間の強い関係が更に進展したと考える旨述べました。
- 岸田外務大臣から、本年はバーレーンが湾岸協力理事会(GCC)の議長国であり、適切なタイミングで戦略対話を実施したい、また、日GCC自由貿易協定(FTA)については、GCC閣僚会合での決定を得て、可能な限り早期に交渉を再開したい旨述べたところ、サルマン皇太子は、日本との対話は重要であり、バーレーンが議長国のうちに日GCC戦略対話を行いたいと考えている旨述べました。
- さらに、岸田外務大臣から、世界の多くの国が日本産食品の輸入規制を既に撤廃しており、かつ日本の復興も進んでいるところ、輸入規制の早期の見直し・撤廃をお願いしたい旨述べました。これに対し、サルマン皇太子は、日本産食品の安全性については確認できており、次のステップに移りたい旨述べました。
- その他、双方は、国際場裡における協力や地域情勢についても意見交換を行いました。