報道発表

ファハド=アティーヤ・カタール国家安全保障計画会長による阿部外務大臣政務官への表敬

平成25年3月21日

 本21日午後4時40分から約20間,阿部俊子外務大臣政務官は,外務省の招へいにより来日中のファハド=アティーヤ・カタール国家食糧安全保障計画会長(Mr. Fahad Bin Mohammed Al-Attiyah, Executive Chairman, Qatar National Food Security Program (QNFSP))の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1.  冒頭,阿部政務官より,カタール側の協力もあり2012年の日カタール外交関係樹立40周年が成功裡に終わったことと,東日本大震災に際するカタールからの1億ドルの支援と400万トン以上のLNGの追加供給に対して改めて謝意を表するとともに,LNG等のエネルギーの安定供給の継続を要請したのに対し,アティーヤ会長からは,日本とカタールは極めて友好な二国間関係を築いており,日本は今後もカタールにとって重要な資源の供給先であり続ける旨述べました。
  2.  また,阿部政務官より,昨年末にカタールで開催された国連気候変動枠組条約第18回締約国会議(COP18)において,議長国であるカタールの采配によって,2020年からの新しい将来枠組みの構築に向けて成果が得られたことに敬意を表しつつ,全ての国が参加する公平かつ実効性のある枠組みの構築に向けて,二国間の協力を前進させたい旨述べるとともに,本21日から開催中の第11回「気候変動に対する更なる行動」に関する非公式会合における積極的な議論への参加に期待する旨述べました。
     これに対し,アティーヤ会長からはCOP18の成果に対する日本からの大きな貢献及び協力に謝意を表するとともに,ポーランド・ワルシャワで開催されるCOP19に向けて,2020年からのバランスのとれた公平で普遍的な枠組み構築に向けて今後とも日本と協力していきたい旨述べました。

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