外務省: 南スーダンにおけるODA事業と自衛隊の活動との連携

報道発表

南スーダンにおけるODA事業と自衛隊の活動との連携

平成25年2月1日
  1. 1月31日(現地時間同日),南スーダン共和国の首都ジュバにおいて,我が国の草の根・人間の安全保障無償資金協力による「中央エクアトリア州ジュバ市ナバリ地区コミュニティ道路整備計画」の起工式が行われました。式典には,日本側から赤松武日本政府ジュバ連絡事務所長及び土屋晴稔自衛隊現地支援調整所長他が,国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)からヒルデ・ジョンソン事務総長特別代表他が,南スーダン側からサイモン・マジョク・マジャック道路橋梁省副大臣及びスバ・サミュエル・マナセ中央エクアトリア州インフラ大臣他が出席しました。
  2. この計画は,南スーダン共和国の首都ジュバ市ナバリ地区においてコミュニティのための生活道路1.7kmを整備することにより,子どもの通学を含む地域住民の利便性を向上し,経済社会活動の活性化を図るもので,我が国ODA事業と自衛隊施設部隊による連携案件です。本計画の概要は以下のとおりです。
(1)背景

ジュバ市ナバリ地区における生活道路の状況は劣悪であり,降雨の度に路面が浸食され,人や車が通行困難な状態となります。このため,降雨時には,学校や医療施設,職場へのアクセスができず,通常の生活および経済活動に著しい支障が生じています。また,道路の排水施設が未整備のため,雨水や雑排水の滞留による衛生環境が劣悪であり,下痢やマラリア,腸チフスなどの住民の健康被害が多く発生しています。

(2)効果

この計画により生活道路が整備されることで,天候に左右されることなく同地区内及び同地区外への移動が可能となり,児童の通学,病人の緊急搬送を含め通常の生活における利便性が向上するとともに,経済社会活動の活性化を通じた地域の発展が期待されます。また,雨水や雑排水の適切な処理が可能となり,地域の衛生環境が改善されます。

(3)国連PKOにおける自衛隊の活動との連携

我が国自衛隊施設部隊は,草の根・人間の安全保障無償資金協力により調達された資材を使用し,国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)のもと路盤整備及び排水側溝の整備を行います。また,自衛隊施設部隊が整備する道路に,草の根・人間の安全保障無償資金協力により舗装工事を実施します。
南スーダンでは,雨季(一般的には4月頃から11月頃)の降雨が激しく,この時期の施工が困難であることから,短い乾季の間に迅速に路盤面を築造する必要があります。自衛隊施設部隊は高い技術力,豊富な人的リソース及び保有機材により,路盤整備に必要な作業を迅速に完了させる能力を有しており,この計画では,その利点を活かして我が国ODA事業との連携を進めるものです。
自衛隊施設部隊の活動との連携による迅速な道路整備により,ジュバ市ナバリ地区住民の利便性向上,経済社会活動の活性化,衛生環境の改善が期待されます。

(参考1)南スーダン概況
 南スーダン共和国は, 面積約64万平方キロメートル, 人口1,031万人(2011年), 人口一人当たりのGNIは984米ドル(2011年)。

(参考2)UNMISSにおける自衛隊の活動
 自衛隊の施設部隊(約330名)は,UNMISSの下,ジュバ及びその周辺において,敷地造成や道路の補修等の作業を行うことにより,南スーダンの安定と国づくりを支援。

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