(参考1)国際自然保護連合(IUCN)
自然及び天然資源の保全のために1948年に設立された国際的な団体(スイス民法に基づく社団法人)で,本部はスイスのグラン市。IUCNのメンバーになれるのは,自然及び天然資源の保全に関心のある国家,政府機関,NGOで,これら三者から構成される会員団体数は,現在約1200。我が国からは,政府(外務省が代表)が「国家会員」(1995年加盟),環境省が「政府機関会員」(1978年加盟)である他,21のNGOが「非政府機関会員」として参加。
(参考2)IUCN地域理事
IUCNでは,アフリカ,中南米,北米・カリブ,南・東アジア,西アジア,オセアニア,東欧・北及び中央アジア,西欧の8地域から,地域理事(regional councillor)をそれぞれ3名ずつ,計24名選出している(選挙は,4年毎のIUCN総会の際に実施)。理事会は,地域理事のほか,会長,6つの専門委員会の委員長などから構成され,総会で採択されたIUCNのプログラムに基づく運営方針等の決定や事務局及び各委員会の活動のレビュー,副会長(4名)及び事務局長の選出を行う等の任務を負う。
(参考3)選挙結果の概要
南・東アジア地域の理事として,北島前ジュネーブ代表部大使以外に,Arzu Rana Deuba現理事(ネパール),Meena Gupta元環境森林省次官(インド)が選出された。
(参考4)北島信一前ジュネーブ代表部大使の略歴
昭和46年外務省入省。外務省経済局長,官房長,OECD代表部大使,及びジュネーブ代表部大使を歴任。