報道発表

ケニア国際平和維持訓練センターへの自衛官講師の派遣

平成24年7月25日
  1. 今般,我が国は,7月31日(火曜日)から8月5日(日曜日)までケニア国際平和維持訓練センター(International Peace Support Training Centre)において行われる平和維持活動や人道支援活動に従事するアフリカの軍人及び文民を対象とした研修に,自衛官1名(石橋克伸1等陸佐(統合幕僚学校国際平和協力センター長)を講師として派遣することを決定しました。
  2. 我が国は,平和が開発の前提条件であるとの認識の下,アフリカ諸国の平和維持能力向上と地域の安定の維持のため,アフリカのPKO訓練センターへの支援を実施しており,今回の講師派遣も,我が国のケニア国際平和維持訓練センターへの支援の一環として実施されるものです。我が国としては,今後とも財政面だけでなく,我が国の有為な人材を動員し,アフリカの平和と安定のために意義ある支援を行っていく考えです。

(参考1)アフリカのPKO訓練センターに対する我が国の支援
 我が国政府は2008年から,アフリカの10か所のPKO訓練センター(エジプト,ガーナ,ケニア,マリ,ルワンダ,ベナン,ナイジェリア,南アフリカ,カメルーン,エチオピア)に対し,総額2,370万ドルの支援を実施。施設修復,コンピューター等機材供与,研修等を行ってきている。人材の派遣については,今般講師を派遣するケニア国際平和維持訓練センターには,2010年5月に文民の講師1名を派遣した実績がある。この他のセンターについては,エジプト,ガーナ,マリ,カメルーンに邦人を講師として派遣した実績がある。

(参考2)ケニア国際平和維持訓練センターに対する我が国の支援
 ケニアのPKO訓練センターである「ケニア国際平和維持訓練センター」(2001年設立)は,国際連合及びアフリカ連合の平和維持活動訓練コースを設置し,東アフリカ諸国を中心に世界各国からの研修生を受け入れている。我が国は2008年以降436万ドルの支援を行ってきており,これは主としてセンター組織強化,文民・警察官に重点を置いた各種訓練プロジェクト,東アフリカ待機軍による文民人材ロスター構築等に充当されてきている。

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