
チャンギライ・ジンバブエ首相と玄葉外務大臣の夕食会
平成24年7月19日
本19日(木曜日)午後7時15分より約1時間30分,玄葉光一郎外務大臣は,東京の迎賓館において,実務訪問賓客として来日中のモーガン・チャンギライ・ジンバブエ共和国首相(The Right Honourable Morgan Tsvangirai, Prime Minister of the Republic of Zimbabwe)を歓迎する夕食会を主催したところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭
玄葉大臣より,チャンギライ首相の来日を歓迎するとともに,東日本大震災を契機に示された連帯を大切にしつつ,今回の来日を契機に両国関係を活性化したい旨述べました。また,双方は,2013年6月に横浜で開催予定の第5回アフリカ開発会議(TICAD Ⅴ)の成功に向け,引き続き協力を行っていくことで一致しました。
- 二国間関係
玄葉大臣より,日本企業のジンバブエに対する高い関心について述べつつ,野田総理からの発言を受け,本年8月にジンバブエへ派遣する予定の官民合同ミッションの準備を進める旨述べました。これに対し,チャンギライ首相より,ジンバブエの経済発展にとって,外国からの投資は不可欠であり,ミッションを契機に,日本企業の対ジンバブエ投資が促進されることを期待する旨述べました。さらに玄葉大臣より,ジンバブエの民主化を後押しすべく,経済協力の本格的再開に向けた準備を開始する旨述べました。また,現地化法の適用を含め,投資環境改善に関する意見交換を行いました。
- その他,国際場裡における両国間の協力のほか,ジンバブエの民主化プロセスや経済情勢の今後の見通し等についても活発な意見交換が行われました。
【参考】ジンバブエの現地化法
企業株式の51%以上をジンバブエ人に保有させることを義務付ける法律。