報道発表

玄葉外務大臣とヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁との会談及び夕食会

平成24年7月3日
(写真)玄葉外務大臣とヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁との会談及び夕食会


 本3日(火曜日)、玄葉光一郎外務大臣は、「世界防災閣僚会議in東北」の機会を捉え、ヘレン・クラーク国連開発計画総裁(Miss Helen Clark、Administrator of the UNDP)との会談及び夕食会を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、玄葉大臣から、我が国は「世界防災閣僚会議in東北」の成果を踏まえ、人間の安全保障を指導理念に強靭な社会の構築に向けて取組んでいく旨述べました。これに対し、クラーク総裁より、強靭な社会構築のための支援の重要性が国際援助機関において認識されつつあり、UNDPは日本と協力して防災分野での取組をより一層強化させていきたい旨述べました。
  2. 長期的な国際社会の課題について
    (1)玄葉大臣とクラーク総裁は、リオ+20における持続可能な開発の達成に向けた成果を評価しつつ、今後の2015年以降の国際開発目標のあり方との関係性につき、意見交換を行いました。

    (2)玄葉大臣より、7月8日(日曜日)の「アフガニスタンに関する東京会合」において国際社会はアフガニスタン支援にコミットしている旨の明確なメッセージを発出したい旨述べました。これに対し、クラーク総裁より、これを支持するとともに東京会合の役割を注視している旨述べました。また日本が開発分野でのアフガニスタン支援を主導していることを評価するとともに、引き続きUNDPは日本と連携していきたい旨述べました。

    (3)玄葉大臣より、ミャンマー支援について、特に少数民族支援でUNDPと連携していきたい旨述べました。
  3. また、UNDPにおける邦人幹部職員増強についても意見交換が行われました。

(参考)ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁
 ニュージーランド国自然保護大臣、住宅大臣、保健大臣、労働大臣、副大臣を経て1993年に労働党(野党)党首。1999年から2008年にかけて、首相を務める。2009年4月より現職。
 UNDP総裁は、国連において事務総長、副事務総長に次ぐポストである。UNDPは、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向けた取組を推進する主導的機関であり、また危機予防と復興、民主的ガバナンス、環境とエネルギー等の分野における中心的な役割を果たしている。UNDPは、我が国、国連、世銀と共にTICADの共催者でもある。

このページのトップへ戻る
報道発表へ戻る