
日・コロンビア外相会談
平成24年2月24日
本24日(金曜日)午後6時半から約30分間,玄葉光一郎外務大臣は飯倉公館において,外務省賓客として来日中のマリア・アンヘラ・オルギン・クエジャル・コロンビア共和国外務大臣(H.E. Ms. María Ángela HOLGUÍN CUÉLLAR, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Colombia)と会談を行い,引き続き夕食会を行ったところ,概要以下のとおりです。
- 冒頭,玄葉大臣から,2011年9月に続く2度目の来日を歓迎するとともに,外相として初めて会談したのがオルギン外相であったことをよく覚えている旨述べたところ,オルギン外相より,今次招待への謝意が表されるとともに,短期間で2度目の訪日はまさにコロンビアの日本重視の表れであるとの発言がありました。また,オルギン外相から,昨23日(木曜日),皇居で記帳を行ったことに触れつつ,天皇陛下の早期回復をお祈り申し上げる,また,来月は東日本大震災後1年となるが,この間,コロンビア国民の心は常に被災者の方々とともにあり,日本の早い復興を喜んでいる旨の発言がありました。
- 玄葉大臣から,日・コロンビアEPA共同研究第二回会合が成功裡に終了したと承知しているが,この共同研究を早く終えることができるよう日本側としても全力で努力したい旨述べました。これに対しオルギン外相より,日・コロンビアEPAについては早期に交渉が開始できることを期待している旨の発言がありました。さらに,玄葉大臣から,昨年9月に署名された日・コロンビア投資協定を今通常国会に提出予定である旨紹介したところ,オルギン外相から,コロンビアでも3月から開会される国会で承認されるよう努力する旨の発言がありました。
- オルギン外相から,日本とは小型武器規制につき従来より緊密に対話を行っているが,今後とも国連等の場で協力していきたい旨述べたところ,玄葉大臣から,連携して取り組んでいきたい旨述べました。
- 玄葉大臣から,コロンビアが持続可能な開発目標(SDGs)を提案する等のリーダーシップをとっていることを評価するとともに,ポストMDGsに関する議論において緊密に協力していきたい旨述べたのに対し,オルギン外相より,リオ+20の成功のためにも協力していきたい旨の発言がありました。
- 玄葉大臣から,北朝鮮人権状況決議に関するコロンビアの支持に関し謝意を表明したところ,オルギン外相より,今後も引き続き支持したい旨発言しました。
- その他,両外相は,国連改革及び国際機関における協力,シリア・イランを含む中東情勢,中南米情勢,気候変動,再生可能エネルギー,防災会議等につき意見交換を行いました。