報道発表

北極評議会オブザーバー及びアド・ホック・オブザーバー会合への吉良外務副大臣の出席

平成24年11月7日
  1. 11月6日(現地時間),吉良州司外務副大臣は,スウェーデンのストックホルムにて開催された北極評議会(AC)オブザーバー及びアド・ホック・オブザーバー会合(AC議長国スウェーデンのイニシアティブにより開催された副大臣級会合)に出席しました。
  2. この会合においては,スウェーデン側から,北極問題が地球規模課題となりつつある中で,ACが直面している諸課題とそれらへのACの取組,特にACの強化に向けた様々な取組,また議長国スウェーデンとしてのACにおける優先課題などについて報告がなされました。
  3. この会合において,吉良副大臣からは,スウェーデンから報告されたこれらの取組について評価する旨述べるとともに,我が国としては,現在の「アド・ホック・オブザーバー」としてではなく,より安定した「オブザーバー」としての立場からACに貢献する用意がある旨述べ,我が国はACが前回(2011年)の閣僚会合で設定したオブザーバー資格基準を満たしており,2013年5月にキルナ(スウェーデン)にて開催されるAC閣僚会合において,我が国のオブザーバー資格申請が承認されることを期待する旨表明しました。(北極評議会オブザーバー及びアド・ホック・オブザーバー会合における吉良外務副大臣ステートメント(日本語(PDF)英語(PDF)))

(参考)北極評議会
北極圏に係る共通の課題(特に持続可能な開発,環境保護等)に関し,先住民社会等の関与を得つつ,北極圏8か国(カナダ,デンマーク,フィンランド,アイスランド,ノルウェー,ロシア,スウェーデン,米国)間の協力・調和・交流を促進することを目的として,1996年に設立されたハイレベルの政府間協議体。我が国は,2009年にオブザーバー資格を申請。
本会合は,ACの議長国であるスウェーデンが,現在オブザーバー資格を有している国(英,仏,独,蘭,スペイン,ポーランド),国際機関及びNGO(計26団体),アド・ホック・オブザーバー資格を有する国(日,中,韓,伊,EC),国際機関及びNGO(計7団体)を招待して開催をした会合。

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