
日米共催 第2回国連平和維持活動(PKO)幹部要員訓練コース(GPOI SML)の実施
平成23年9月1日
- 9月5日(月曜日)から16日(金曜日)まで,日米両国政府は,東京(外務省)において,第2回国連平和維持活動(PKO)幹部要員訓練コース(U.S.-Japan Global Peace Operations Initiative Senior Mission Leaders Course (GPOI SML))を共催します。
- この国連PKO幹部要員訓練コースは,2004年のG8シーアイランド・サミットにおいてG8首脳が世界的な平和支援活動能力の拡大の取組みを促進することに合意したことを受けて,平成21年に第1回が開催され,今回は2回目の開催になります。
- また,本訓練コースは,日米両国政府が共同して,国連及び国際社会全体に寄与するものであるほか,本年6月の日米安全保障協議委員会(いわゆる「2+2」)において共通戦略目標の一つとして掲げられた脆弱な国家を支援するための能力構築及び平和維持活動の分野における日米協力の強化の具体的な取り組み(注1)としても位置づけられます。
- 同訓練コースは,アジア太平洋地域諸国の国連平和維持活動の幹部要員候補を育成するため,国連のカリキュラム及び訓練指針に則って実施されます。今回の訓練コースには,日本を含むアジア太平洋地域の11カ国(注2)より,将来国連PKOミッションの幹部要員の候補となり得る軍人,警察官及び文民25名が参加する予定です。
- 同訓練コースの開講式は,9月5日(金曜日)午前9時から外務省国際会議場において行われ,日米両国政府の代表及び国連から中満泉国連平和維持活動(PKO)局政策評価訓練部長等が出席します。また,9月16日午後15時15分から,同訓練コースの閉講式で参加者への修了証授与を予定しています。
(注1) 日米安全保障協議委員会(2+2)共通戦略目標
脆弱な国家を支援し,人間の安全保障を促進するために,人道支援,ガバナンス及び能力構築,平和維持活動並びに開発援助の分野における日米協力を強化する。
(注2) 参加者及びメンター・講師の出身国
(1) 参加者
オーストラリア,バングラデシュ,カンボジア,インドネシア,日本,マレーシア,ネパール,パキスタン,フィリピン,タイ,中国
(2)メンター,講師
オーストラリア,インド,アイルランド,日本,オランダ,フィンランド,ノルウェー,ナイジェリア,米国
(メンター(mentor)は,国連PKOミッションにおける幹部要員としての経験を有し,当該コースでは,講義を行うのみならず,演習を含めコース全体を通じて参加者を指導する。)